★おままごと★


おままごとは大好きな遊びのひとつでした。
お皿はタイサンボクの葉っぱ。丈夫だし、緑が葉裏にむかって湾曲しているので、中にご馳走が盛りやすく最適でした。
包丁はトタンの切れ端。スイバの葉なんかをぐるぐる巻いて、ザクザク切りました。
イヌムギやエノコロ草、ミズヒキの穂をバラバラにしてご飯がわりに。
花びらは付け合せ。
お箸は小枝。
おかずやご飯の素材は多種多彩。色々な植物を試しました。
それは鮮やかな食卓でした。
雨の日は普段は硬くて掘れない庭の泥をかき集め、バケツに入れてひっくり返してホットケーキを作りました。傘を2,3本開いて屋根にして、その中での作業です。ピチャピチャ叩きながら形を整えていく感触がなんとも言えず楽しかったものです。
今振り返れば、その経験から感覚で学ぶ力を授けてもらったような気がします。
半生な泥の感触から、ドクダミの葉の匂いだとか露草の花のみずみずしさ、バラの花びらのビロードのような手触りだとか・・・。
それは感性や想像力に繋がるもの、そして、思い出を鮮やかに豊かに再現してくれるものだと思います。
子供たちには出来るだけたくさんのものに触れ、五感の思い出を増やして欲しいと願います。